どんぐり山行通信HTML版
第191号
霧降高原
(小丸山こまるやま1,601m)
2024年7月2日(火)晴
昨日の雨もあがり、今朝は梅雨間の日差しが照り付けている。今日はゲストの石榑さん、飯田さんを含め18名の参加で、ドライバーは花山さん。バスは日光ICでおり、日光市街地から700mほど上った霧降高原駐車場へ。平日ながら観光客はかなり多い◆今日は霧降高原駐車場を起点にして、前半が高原を歩く丸山コース、後半は霧降川沿いを歩く大山コースに大きく分かれる。まずは前半コースとして、キスゲ平園地の遊歩道階段に向かう。スキー場跡を利用して高低差240mに1445段の階段状遊歩道がのび、今では霧降高原の象徴的存在だ◆階段を登り始めるとスキー場跡を覆いつくすようにニッコウキスゲの大群生が広がっていた。ちょうど見ごろで壮観だ。その他にもこの季節によく見かけるアカショウマ、カラマツソウ、クガイソウ、クルマユリ、ヨツバヒヨドリなどが咲き乱れていた。50分ほどかけて小丸山まで登り、花と展望を楽しんで階段を下る◆後半コースはレスハウスから広葉樹林帯を緩やかに下りながら進む。40分ほどして牧場となり、登り詰めたところが大山だ。ところが、登る途中で昭文社の地図を落としたことに気づいた。幸い我々の後から登って来たドイツ人カップルの協力ですぐ見つかり、山頂で一緒に昼食。稲荷ずしをカップルにあげたところたいそう喜んでくれた。集合写真にも加わり国際親善◆ところで、後半コースはヒルが多いことでも知られる。コース出発時、レストハウスのスタッフがわざわざ追いかけて来て、ヒルが多いことを忠告してくれた。最初のヒル被害は大山山頂で見つかり、その後の猫ノ平からは次々ヒルが現れその都度大騒ぎ。おかげでこのコースの名所である滝を楽しむゆとりは失せてしまった。同じヒル回廊を下ってきたあのドイツ人カップルは軽装だったがヒルに遭わなかっただろうか?◆ニッコウキスゲが咲き乱れる天空の回廊と、じめじめした地から湧き出るヒル攻めの回廊。両極端の風景がまじりあった不思議な一日だったが、これもいつの日か山歩きの大きな思い出の一ページになることだろう。(南雲記)
キスゲ園地は花盛り
天空の階段へいざ!日光仮面に送られて
階段周りにはニッコウキスゲ以外にもヨツバヒヨドリ
クルマユリ
カラマツソウ
斜面を彩るニッコウキスゲの群落
トリアシショウマだろうか
シモツケも色鮮やか
休憩がてら途中のテラスで
後半の階段は真っ直ぐで急
やった 到着
更に登ると小丸山頂上 記念撮影
その二
階段のてっぺんからは下界が一望
階段を降りたら、大山ハイキングコースへ向かいます
笹が茂ったジメジメの斜面を降りる
枯れた沢も渡る
休憩で振り返るとさっきまでいたキスゲ平が見えた
開けた霧降高原牧場跡を登り詰めると大山で東屋がある
ここで昼食、ヒルの付着確認しながら
居合わせたドイツ人カップルに撮ってもらう
どうせなら記念にと一緒に
長い下りが続く。周りは山栗の花が満開
猫の平到着、ここから急に下ってマックラ滝に
マックラ滝に行ってみたが、地面はヒルだらけ急いで逃げ出す
山道のヒルの襲撃を避けるため、最後はバス通りを歩いて霧降滝駐車場に向かう
北市民セ6:00→ 白岡JCT6:50→ 大谷PA7:40休憩→ 日光IC8:15→ 霧降高原駐車場8:40着8:55発→ 小丸山展望台9:50着10:10発→ 高原ハウス(駐車場)10:30着10:50発→ 大山12:10着(昼食)12:50発→ 猫ノ平13:20→ マックラ滝14:00→ カタクリ橋14:40→ 隠れ三滝バス停入口14:50→ 霧降の滝駐車場15:10着15:25発→ 日光IC15:40→ 佐野SA16:30休憩→ 白岡JCT17:10→ 鶴ヶ島IC17:35→ 北市民セ17:50 @4,200