2024年6月19日(水)晴
昨日の強い雨も夜明け前にはあがり、出発時には晴れ間も広がってきた。今年の梅雨入りはかなり遅れているようだが、山登りにとっては恵みといったところか。今日の甘利山コースは2015年にも歩いているが、南ア・鳳凰三山から南下する尾根の最後で夜叉神峠方面と分岐し、韮崎へと向かう山だ◆中央高速を山梨県に入ると山々はまだ薄い雲で覆われている。しかし韮崎ICでおりると甲斐駒ヶ岳や八ヶ岳の赤岳が姿を見せ、とたんに山行の気分が高まってきた。山麓の甘利山入口からは車1台分の狭い山岳道路に入り、バスは喘ぎながら標高差1200mを上って駐車場に到着。すでに10台ほどの車が停まっていた◆春ゼミが大合唱する中を出発。今日はゲストの石榑さんを含め21名の参加。明るいカラマツ林を30分程歩くと早くも甘利山に到着。山頂のレンゲツツはややピークを過ぎた感じだが、富士山方面の展望が素晴らしく、甲府盆地と釜無川を前景に富士山のきれいなすそ野が広がっている。千頭星山、櫛形山も近くに見え、今日のコースは富士山の景色がいつも一緒だ◆景色を楽しんだ後は緩い登りが続き、息を弾ませながらも涼風が心地よい。高度を上げ奥甘利山、大西峰へと進むとArt.2000mを超え、あとは登りの少ない尾根道となる。ひと踏ん張りで千頭星山に到着。山頂からは富士山方面以外展望はなく、期待していた鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳などは木々に遮られ見えない。残念!◆山頂でお腹を満たしたあとは、もと来た道を引き返す。登る時は気づかなかったが、山頂付近は緩い傾斜ながらネマガリタケが多く、足を取られて転倒者が続出。転んだ目に星が出て転倒星山か。甘利山まで戻ると光の加減で登った時よりレンゲツツジの群生がはるかにきれいに見え、富士山を背景に今日の山行を締めくくるにふさわしい光景が広がっていた◆帰りのバスでは小仏トンネル近くで車数台が絡む事故に遭遇し渋滞。しかしそれも僅かで無事帰還した。2015年に登った時は、ガスが出ていて風景は楽しめなかったが今回は天候に恵まれた。秀麗な富士山を望みながらレンゲツツジに囲まれ、初夏の訪れを楽しむことができた。(南雲記)
振り返れば甘利山の向こうには富士山がくっきりと
急で細い道をやっと登山口の駐車場に到着。ここはすでに標高1600m
駐車場からは雲海らしきものも見えました
登山道脇にはウマノアシガタがずっと
レンゲツツジ越しにくっきりと富士山
終盤ですがまだ見ごたえのある花畑の中を歩く
綺麗どころをアップで
あっという間に甘利山山頂到着
せっかくなので富士山をバックにもう一枚
千頭星山に向かう。甘利山と富士山(Topの再掲)
ここから段々傾斜がきつくなる
これはヤマツツジ、固まり方が半端ない
奥甘利山に寄っていきます
逆光だけど・・
更にきつい登りが続き、木陰で休憩しばしば
こんな傾斜です
ダケカンバが枯れている笹原を行く。吹き渡る風は爽やかです
数名がフラフラながら全員千頭星山に到着
昼食にします
元気が出たので下山前に記念撮影
その二も
帰り道にて、大木が折れていた
サルオガセもたくさんありました
行きに見落としたサラサドウダン
午後になっても富士山がくっきり見えた
ポツンと一つだけ
最後にもう一度綺麗なレンゲツツジ
もう少しで終わりです
小さくマイヅルソウがあったのですが、ピントが合いません
アヤメを最後に見て
駐車場に到着です
北市民セ6:00→ 八王子JCT6:50→ 双葉SA7:50→ 韮崎IC8:00→ 甘利山広河原駐車場9:05着9:30発→ 甘利山9:50→ 大笹池分岐10:10→ 奥甘利山10:40→ 大西峰(青木鉱泉分岐)11:20→ 千頭星山12:10着(昼食)12:45発→ 甘利山14:40→ 駐車場14:50着
15:15発→ 韮崎IC16:00→ 談合坂SA16:50着17:10発→ 圏央鶴ヶ島IC18:10→ 北市民セ18:30 @3,500