第180号
黒川鶏冠山
(くろかわけいかんざん1,716m)
2023年5月20日(土)霧雨後曇り時々晴
どんぐり山行会因縁の黒川鶏冠山へ4度目の正直となるか、昨夜の雨は上がったようだが走るバスのワイパーが止まらない。しかし天気は回復傾向という予報を信じて圏央道を青梅ICで降り、市街地を通って奥多摩湖方面へ、奥多摩湖畔でトイレ休憩後大菩薩ラインを甲州市方面へ向かう。車内では奥多摩~丹波山村近辺の山の話で盛り上がりながら山行出発地点の柳沢峠には8時40分到着。
◆ドライバーはいつもの玉邑さんに代わり、昨年9月の大菩薩嶺の時と同じ関谷さんが今回も担当してくれた。本日の参加者はゲストの中村さんと坂田さんは今日から会員となり総勢19名で出発し、帰りには中村さんもカムバック入会となりました。リーダーは佐野さんお願いします。
◆8時50分出発、急登もない歩きやすい道を六本木峠・横手山峠と約1時間半進む。登山道脇にはマイヅルソウ、ズダヤクシュ、ワチガイソウ、エンレイソウ、ミツバツツジなどの花が次々に出てきて楽しませてくれた。横手山峠の分岐を北に進んだ。北回りのルートはそれまでと違い岩の多い急な登りがしばらく続く、ちょっとルート選択ミスかもしれないと後から反省した。やっと鶏冠山と黒川山の分岐に到着し鶏冠山(鶏冠神社)方面に、ここからは本格的に両手を使って登るような岩々の道だった。しかし、登山道脇にはアズマシャクナゲが大きな花を付けていたし、足元にはイワカガミが沢山咲いている。きつい登りもこれらの花に癒されつつ11時半に鶏冠山到着。鶏冠神社祠の裏は断崖絶壁だが、霧でよく見えないので高所の恐怖が少しは緩和されたように感じた。
◆鶏冠山から分岐に戻るのも大変だったが、分岐から黒川山は5分でその先の展望台で昼食予定も、霧で展望は望めず場所も狭いということで樹間だが開けていて広い黒川山の三角点で昼食とした。帰りは南側のルートを歩いたが緩いアップダウンで歩きやすく14時35分過ぎ予定よりも少し遅れて下山完了となった。
◆さあ帰ろうというときにアクシデント発生!荷室を整理してくれていた関谷さんが荷室天井の金属網で頭を切ってしまった。幸い大きな怪我とはならずにメンバーの看護師さんの手当てで運転には支障がなく帰路に着く事が出来た。途中道の駅たばやまで買い物休憩を挟み17時半に若葉到着。なかなかすっきりと天気が回復しなかったが、雨に降られずにいろいろな花達を見る事が出来たいい山行でした。又、この山には杉や檜などの人工林が無くて、カエデやブナなどの広葉樹が中心だったので秋の季節にも訪れたいと思える所でした。@3,300(伊藤記)
鶏冠山の廻りに丁度いい咲き具合のアズマシャクナゲが群生していた。
柳沢峠に到着。結構込み合っている駐車場
大多数が雨具を着て出発します。
道路を渡り目の前の登山道に
緩やかな登り
害獣除けゲートは二つ通過しました。
ゆっくりと登っていきます
滑りやすい木の橋が2ヶ所
六本木峠着、雨具は必要なさそうです
横手山峠着、落合方面へ進みます。
ここまでに見かけた花を マイヅルソウ(ちょっとピンボケ)
ワチガイソウ
ズダヤクシュ
エンレイソウ
ニシキゴロモ
鶏冠山方面へ
石が多く急な歩きにくい道
でも廻りはミツバツツジが満開です
鶏冠神社への道沿いにアズマシャクナゲ
そしてイワカガミも
狭い山頂で記念撮影1
記念撮影2
黒川山の三角点で昼食後分岐標識兼山頂名表示ポイントとして
その2
なだらかな道を下ります
山あるあるの帰りに晴れる状態
帰り道で見つけたクワガタソウ
歩きやすい気持ちのいい山でした。