第170号
一切経山・五色沼一泊山行
(いっさいきょうざん)
2022年7月16日~17日(土・日)薄曇り
実施が危ぶまれていた今年の1泊山行だったが、メンバー同士の協力が実り、ビジターの武田さんを含め14名で出発することができた。今回のドライバーは深沢さん。矢板付近の高速を順調に走るバスの車窓からは、こちらに手を振るかのようにヤマユリがたくさん咲いていた◆磐梯熱海ICで高速を降り、中ノ沢温泉を経由して浄土平へ。厚い雲に覆われているが吾妻小富士や一切経山など周辺の山々は何とか見える。ここで川上さんと久津間さんのお二人と別れ、他の12名は二人に見送られながら登山開始。今日のリーダーは伊藤さん◆歩き始めて1時間ほどで酸ケ平に到着。立派な避難小屋が建っていたが、ここから一切経山への登りが始まる。といっても40分ほどの緩やかな登りで、途中で振り返ると吾妻小富士が絵葉書を見る様な形でよく見えた。さらに山頂から20m程進むとそれまで全く見えなかった北側の大パノラマが突然現れ、眼下には幻想的な色を湛えた天空の五色沼が広がっていた。この絶景の沼は「魔女の瞳」と呼ばれているという◆山頂で昼食を摂り、時々雲間から顔を見せる磐梯山と安達太良山を遠望しながら山を下る。酸ケ平に戻ってからは、予定を変更して東吾妻山は省略し、鎌沼を巡るコースを進む。このコースは高山植物が豊富で、ちょうどコバイケイソウが見ごろを迎えていた。他にもミヤマリンドウ、ハクサンシャクナゲなどが次々に現れる。ただ浄土平が近づくと、激しい雨水で削られた道が水たまりとなって続き、かなり手こずる。浄土平に無事到着したあとは、中ノ沢温泉朝日屋旅館に向かい、ゆっくり温泉につかり夕餉の席◆2日目は裏磐梯高原駅(物産館)までバスで行き、五色沼自然探勝路を歩く。陽が射し汗ばむほどであったが、特有の色を湛えた五色沼と裏磐梯の景色を楽しめた。今回は全国各地で大雨注意報が出ていて、雨覚悟での山行であったが、天のご加護を得て雨具の出番は全くなかった。、山からの景色に恵まれ、花にもたくさん出会い、温泉を堪能。稀に見る運のよさだった。今回いろいろ手配して下さった伊藤さん、諸費用の経理を担当して下さった斎藤さんに感謝。(南雲記)
一切経山の山頂から見る魔女の瞳
浄土平駐車場にはいろいろあって30分遅れで到着
早速準備を整えて
11時出発
黄色い花たくさん
白い花もあちこちに
これはゴゼンタチバナ
ネバリノギランかな
酢ヶ平に向かう登り、登山道に水が流れ出している所多々あり。
こんなかわいいのも
トンボソウ
ハクサンチドリ
真っ白なハクサンシャクナゲ
登りはもう少しがんばろう
ツマトリソウかな?
イワカガミが出てきた
酢ヶ平の分岐、右に曲がり避難小屋方向に
避難小屋で、トイレもあります。
赤い実がかわいい
少し登ると鎌沼が見渡せた。
岩だらけの道を行く
吾妻小富士を見下ろす
磐梯山と手前に残雪が見える
頂上到着12時45分
魔女の瞳あった。
皆さん大興奮です。
ここでお昼にします。腹減った。
魔女の瞳をバックに記念撮影
その2
山頂標識でも、後から来た人に撮ってもらいました。
山頂からの風景を動画で
下山開始、開けた景色を楽しみながら
瓦礫のザレた道注意
ホシガラスが現れた
鎌沼の木道脇に沢山ミヤマリンドウ
コバイケイソウもあちこちに咲いている。
鎌沼は結構大きい
これは?
カラマツソウ
チングルマの穂が出ていた
分岐点の沢を渡る
ワタスゲの群落
下りの道は水浸し、やっと駐車場が見えてきた
浄土平湿原のニッコウキスゲ
駐車場に戻ってきた
中ノ沢温泉朝日屋旅館、夕食
今日一日を振り返って楽しく
二日目、五色沼トレッキングコースを端から端まで歩く
いい色づきです
青沼
るり沼
弁天沼
この赤い実は何だろう?
ヨツバヒヨドリ
みどろ沼
赤沼
目の前の葉っぱに
ウツボグサ
最後の毘沙門沼に到着、犬連れの家族にシャッターを押してもらう
後続グループもお疲れさん
これはタムラソウかも
毘沙門沼は観光客で賑わっていました。
1日目:北市民セ6:00 →大谷PA7:30着7:40発 →五百川PA9:05着9:15発 →磐梯熱海IC9:20→(中の沢温泉9:45)→浄土平駐車場10:45着、10:55発 →酸ヶ平(すがだいら)12:00 →一切経山山頂12:55(昼食)13:30 →酸ヶ平13:50 →浄土平15:40バス発15:50→中ノ沢温泉朝日屋旅館16:40着、入浴後夕食18:30より
2日目:朝食8:00 バス発9:00 →裏磐梯物産館9:30着9:40出発 →毘沙門沼11:20 →ビジターセンター五色沼入口11:30 (昼食)バス発12:20 →猪苗代磐梯高原IC12:50 →黒磯PA14:00着14:10発 →菖蒲PA15:30着15:45発 →(鶴ヶ島IC16:00)→北市民セ16:20 @22000