どんぐり山行通信HTML版
第147号
竜ヶ岳
(りゅうがたけ1485m)
2019年11月16日(土)、晴
今日は絶好の行楽日和、朝から日本晴れだ。紅葉狩りに向かう人も多いとみえて、関越道はすでに大渋滞。案の定、圏央道でも日の出ICあたりからかなり混み始めた。しかし中央道相模湖IC付近からは流れがよくなり、河口湖ICに近づくと目の前に雄大な富士山が眺められるようになった。
◆バスは富士パノラマライン(139号線)を経て本栖湖畔の南西端にある端足(はした)峠登山口に到着。現行千円札の富士山はこの対岸にある中ノ倉峠付近から見たものだという。身支度を整えキャンプ場のテントを縫うようにして登山道へ。今日はビジターの柳川さんを含め21名の参加でリーダーは伊藤さん
◆山道からは山陰に隠れて富士山はまだ見えないが、落葉を踏みしめる音が心地よく、赤や黄色に染まった木々の葉が木漏れ日を浴びて輝いていた。端足峠に到着したとたん、隠れていた富士山がこちらに倒れてくるような迫力で姿を現した。しばらく登ると南アルプスも見えてきた。どちらも新雪に覆われ白く輝いている。
◆一汗かいて山頂に立つ。山頂は広場となっていたが360度遮るものがなく、まさに大展望が広がり思わず息を呑む。富士山は山頂から山裾の先まで全容が見渡せ、目を転ずると南アだけでなく、毛無山や朝霧高原方面、西湖を背景にした御坂山地方面もよく見えた。どんぐり山行会では久しぶりに味わう大展望であろう。
◆この大展望は昼食後の下山路でも続き、見晴らし台辺りまでは山が笹や低木に覆われていて遮るものがない。富士山のすそ野には葉を落とした樹林帯が広がりモコモコしていて真綿を敷いたようだ。標高を下げ樹林帯になるとやや急な下りになったが、木々の間から顔を出す足和田山を見ながら駐車場に到着
◆帰りの車中は絶景を見たあとの余韻が残っていて話も弾む。バスは道の駅なるさわに立ち寄った後、中央道で渋滞に巻き込まれたが狭山PAで一休みして帰還した。先月の山行は台風19号で中央道が不通となり中止となったが、今回は天候に恵まれ、季節が織りなす富士山と周囲の景色を堪能し、先月の借りを返すに十分な山旅となった。
裾野まで見渡せる富士山を堪能出来た
本栖湖の浩庵テント村でバスを降りる。
テント村の中は紅葉の真っ盛り
端足(はした)峠への途中で木々の間から本栖湖が見える。
急登の疲れを紅葉が癒してくれる。
端足(はした)峠へ到着
富士山がくっきり見えた。
竜ヶ岳への稜線を進む。
左手には南アルプスが見えている。
竜ヶ岳山頂は広場になっている。
山頂等からの展望
富士山をバックに記念撮影。
下山道からは西湖が見えている。
見晴台にて
本栖湖が大きく見えてきた。
本栖湖キャンプ場側の下山口に到着。
バスとの待ち合わせ場所に向かう。
北市民セ7:00→ 八王子JCT8:40→ 谷村PA9:20着9:35発→ 河口湖IC9:45→ 本栖湖広瀬駐車場10:25着10:35発→ 登山口10:45→ 端足(はした)峠11:45着11:55発→ 山頂12:45着(昼食)13:15発→ 見晴台14:05→ 本栖湖キャンプ場15:30着15:40発→ 道の駅なるさわ16:05着16:25発→ 狭山PA18:25着18:40発→ 圏央鶴ヶ島IC18:50→ 北市民セ19:05
@3500(南雲記)