どんぐり山行通信HTML版

2019年 5月18日(土)、晴れ時々曇り
このところ晴れの日がつつき、今日も天気はよさそうだ。今回の荒山と鍋割山は、どちらも関越道からよく見える赤城の山だが、残念ながら今日は雲の中。参考までに手持ちの写真を載せた。雲がなければ高速からも写真のように見えるはずだ。
◆前橋ICで高速を下り、赤城道路を北に高度を上げて姫百合駐車場に到着。サトザクラの関山が満開で我々を迎えてくれた。少し肌寒かったが元気に準備体操を済ませて出発。
今日はビジターの柳川さんと山口さんを加え23名の参加でリーダーは笠石さん。
◆歩きはじめて20分程すると、尾根伝いに登る道と、荒山高原を経由する道の分岐に出た。どちらも荒山には向かうのだが、先行隊が尾根道を登り始めた時点で予定コースは荒山高原経由だと気づいて引き返す。ただ最先頭はすでに先に進んでしまったため、二手に分かれて登ることになった。約40分後に合流して事なきを得たが、団体山行での留意点であろう
◆しばらく登るとやや急登になるが、同時にアカヤシオの見事な花が次々と現れだした。気を取られているうちに荒山山頂に到着。祠や三角点もあったが、何より満開のアカヤシオが素晴らしかった。
◆花を堪能して下山開始。まだ葉が出ていない低木の間を縫っていると、今度は見ごろのアズマシャクナゲが現れ、ここでも歓声が上がった。やがて荒山高原へ到着し、ここで昼食とした。陽が陰ってきたせいか肌寒い。
◆昼食後は鍋割山をピストン。このコースははじめこそ少し登りもあるがすぐ起伏の少ない尾根道になり、周辺の荒山、地蔵岳、鈴ヶ岳などがよく見えた。花はサクラスミレなどのスミレが多い。
◆荒山高原からの下りでは、カタクリやヒメイチゲなどの残り花を楽しみながら駐車場に到着。帰りは道の駅「ふじみ」に立ち寄り、希望者は温泉を楽しんだ。今年の山は春の到来が遅いらしくまだ新緑とはいかなかった。その分今日はアカヤシオやスミレが季節を演出してくれ、印象深い山旅にしてくれた。（南雲記）