どんぐり山行通信HTML版
第134号
谷川岳
(一ノ倉沢トレッキングコース)
2018年9月15日(土)雨
ここ数日はっきりしない天候で、今日も朝からどんよりしている。谷川岳は6月に雨で行き先変更となった山だが、今回も同じような状況だ。そこで今回も話し合い、谷川岳ロープウェイ駅から一ノ倉沢まで歩くことにした。水上市内で諏訪峡を歩くことも検討したが一部通行止めでこちらも断念
◆ロープウェイ駅の駐車場に到着。周辺は霞がかかり今にも雨になりそうな雲行きだ。雨具を着け駐車場から歩き始めると、ホオノキ、ブナ、トチノキなどの樹林帯に入り、樹間に霧が立ち込め、湯桧曽川越しに見える遠方の白毛門の山肌には低い雲が漂い水墨画のようだ
◆今歩いている一ノ倉沢へ続く道は清水峠越街道の一部で、上野国(水上)と越後国(六日町清水部落)を結ぶ最短コースとして古い歴史がある。尾根道には謙信尾根といった名前も残るが今では一ノ倉沢より先は廃道状態だ。しかしれっきとした国道291号線(点線国道)で、かつての面影を残す石積みが今でも残っている。
◆歩き始めて5分ほどすると西黒尾根登山口に出会った。この登山道は天神尾根以外では谷川岳へ向かう最初につけられたルートだという。道路わきに咲くカメバヒキオコシ、クルマバハグマ、オオカニコウモリなどを見ながら進むとマチガ沢に到着。この沢はかつて春スキーが盛んに行われていたが今ではどうだろうか。マチガ沢からは厳剛新道が通り西黒尾根へとつながっている。
◆さらに歩くと20分ほどで目的の一ノ倉沢に到着。目の前には標高差1000mの岩壁が屏風状に大きくそびえ圧巻だ。稜線までよく見え、やや霞がかかってはいるものの、それがかえって幽遠な雰囲気を醸し出し、岩肌を白く走る水の流れと相まって迫力を増している。この迫力にメンバー全員が感動した様子だった。
◆今日は和田さんをリーダーに15名の参加。予定変更になったのは残念だが、おかげで日本三大岩場のひとつ一ノ倉沢の迫力ある岩壁をゆっくり見ることができ、温泉も楽しむことが出来た。(南雲記)
ロープウェイ駅を出発、ゴンドラには誰も乗っていない
時々低公害車も通る道を行く
有名な西黒尾根登山口
谷の向かい側に滝?
マチガ沢着
サラシナショウマ
一ノ倉沢着
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記念に
帰り道花を探す
駐車場の休憩所を借りて昼食
谷川温泉・湯テルメでさっぱり
北市民セ6:00→ 赤城高原SA7:20着7:50発→ 水上温泉8:20→ ロープウエイ駐車場9:00着9:20発→ マチガ沢9:50→ 一ノ倉沢10:20着10:30発→ 駐車場着11:50着(昼食)12:30発→ 谷川温泉・湯テルメ13:00着14:30発→ 道の駅・水紀行館15:05→(寄居PA)→ 北市民セ17:10 @5000円