どんぐり山行通信HTML版
第124号
黒斑山
(くろふやま2,404m)
2017年10月21日(土)曇り
雨の日が続き、今回も台風21号が接近しているとかで空は鉛色。秋晴れの空はどこに行ったのだろう、出発時は小雨だった。今日の参加者は22名でリーダーは和田さん。恨めしい雨空ながら、今回は昨年11月以来一年ぶりに豊田さんが参加。しばらく体調を崩されたご様子だったが拍手に迎えられてにこやかに挨拶された◆それに呼応したのか、車がトンネルを抜け長野県に入ると雨が止み幾分明るくなってきた。参加者の期待を背負い、車は佐久ICを降り、黄葉の始まったチェリーパークラインを走り高度を上げて高峰高原(車坂峠)駐車場へ。到着後今日の予定を話し合い、天候の好転は望めないものの希望により停滞組(4名)と山行組に分かれ、山行組は無理のない黒斑山途中の「トーミの頭」を目指すことにした◆車坂峠からの登山道は、厚い雲に覆われながらも雲の下は澄み切っていて展望がよい。しかも登山道は登りが緩やかで、ちょうど見ごろを迎えたカラマツの黄葉が鮮やかだ。見渡すと、眼下には千曲川に沿った麓の町が黄色く染まったカラマツ林に縁どられて絵のように青く浮かんで見える。また、振り返ると全山カラマツに覆われた高峯山がまさに黄金色に輝き、言いようのない風景を醸し出していた◆1時間半ほど進むと浅間噴火用のシェルターらしき建物に到着。先行グループはこの先の「トーミの頭」までピストンで進み、一部はここで昼食とし、合流後はもと来た道を峠まで引き返した◆帰りのバスは黄葉のトンネルをくぐって往路を下り、道の駅「雷電くるみの里」へ。ここは相撲の雷電生誕地で、「長野県人気 道の駅」のベスト 10 にランクされる人気スポットだとか。くるみ、朝鮮人参、高原野菜などが名産だという◆鶴ヶ島に戻ると案の定雨だった。このパターンも前回と同じだが、今回も会長やリーダーの好判断で、微妙な天候ながら登山道では全く雨に遭わなかった。不思議な力が幸運を呼び込んでいるらしい。お陰でカラマツの素晴らしい黄葉風景を堪能できた。車内では11月4日の山行計画が紹介された。(南雲記)
天気が悪く、写真も少ないので幾つかの写真を羅列します
北市民セ 6:00→横川SA 8:20→佐久IC 8:05→高峰高原 9:00着 9:30発→シェルター 11:10→トーミの頭11:20→シェルター12:10→高峰高原駐車場13:00 バス発13:40→道の駅雷電 14:20着 15:50発→小諸IC15:00→寄居 SA16:10→鶴ヶ島IC16:45→北市民セ17:00 @3,000