第120号
湯ノ丸山・角間山
(ゆのまるやま2,101m・かくまやま1,981m)
2017年6月17日(土)晴
梅雨入りして10日程経つのに今年は雨が少なく、今日も快晴で絶好の山行日和となった。バスは東部湯ノ丸ICで高速道路をおり、県道94号東御嬬恋線を地蔵峠に向かう。目指す湯ノ丸山はレンゲツツジの群生地として知られ、登山口のある地蔵峠ではちょうど「湯の丸高原つつじ祭り」を開催していた◆駐車場脇で準備体操後、スキー場のリフト沿いに登山開始。今日のリーダーは南雲夫妻で23名の参加。お目当てのレンゲツツジは咲きはじめで、ほかにもシロバナヘビイチゴ、イワカガミ、ミツバオウレンなどが花をつけていた◆スキー場のゲレンデを過ぎると平坦になるが、鐘分岐からは再び登りとなり、強い日差しの中で汗を拭きつつ水分補給。やがて浅間山の裾が見え出すと山頂も近い。山頂に立つと誰もが思わず「オーッ」と驚きの歓声をあげた。突然北アルプスの大パノラマが目の前に広がっている◆穂高、槍、鹿島槍、五竜、白馬などに加え、妙高方面もくっきり遠望できた。何度かこの山頂に来ているが、こんなに北アルプスがよく見えたのは初めてのことだ。浅間山も白い噴煙も上げている。山頂の絶景に余韻を残しながら角間峠まで高度を下げ、昼食後は登頂組と停滞組に分かれて登頂組は角間山へ◆角間山ではかなり雲が出てきたが、その雲間から時々陽が射すと、山の斜面に広がる木々の若葉が光を受け、柔らかな萌黄色に染まっていた。美しい光景に思わず足を止めて見入る。角間峠に戻り、40分ほど下山路を歩くと百番観音と雪山賛歌の碑が待つ旧鹿沢温泉に到着し、希望者は紅葉館で入浴。ここの温泉はかなり秘湯ムードが漂い、ヒノキ造りのレトロな浴槽は大正時代からのものだという◆鹿沢温泉を楽しみ、バスが走り出すと、今度は満開のレンゲツツジの群落に陽が差し込み、逆光を受けた花が眩しいほどオレンジ色に輝いていた。帰りは道の駅「雷電くるみの里」に立ち寄り無事帰還したが、天候にも恵まれ、山頂からの絶景、新緑の萌黄色、レンゲツツジの輝きと、目に染入る色彩豊かな山旅だった。(南雲記)
地蔵峠で出発前のラジオ体操
スキー場脇を登る。牛がのんびりしている
早速レンゲツツジがいい色をしている
小さなフデリンドウ
もう少しで急斜面が終わりそうだ
笹の間からイワカガミがあちこちに見える
ツツジ平の鐘分岐
本格的な登りになった
振り返れば八ヶ岳だろうか
浅間山の噴煙も見えた
もう少しで頂上に到着
山頂到着、360度パノラマビューでした
記念撮影
湯ノ丸山頂から見た山の名前の分かる写真を載せます。
北方向
南東方向
西方向
北西方向
湯ノ丸山北峰を経由して角間峠に
昼食後、角間山へ
ここでも記念撮影
ここの展望もよかった
角間峠に戻り鹿沢温泉に向けて下山
ズミの花が満開でした
とどめでレンゲツツジのいいところを
鹿沢温泉到着 紅葉館で汗を流した
北市民セ6:00発→横川SA7:30→東部IC8:15→地蔵峠8:55着登山開始9:15→つつじ平10:00→湯の丸山10:50→11:50 角間峠(昼食)12:05発→角間山12:55→角間峠13:35→旧鹿沢温泉14:15着(入浴)15:25発→道の駅「雷電くるみの里」15:55着16:20発→嵐山PA18:00→北市民セ18:55 @3,000