どんぐり山行通信HTML版
第119号
守屋山
(もりやさん 1650.3m)
2017年5月20日(土)晴
今日は快晴で今年最も暑くなることが伝えられていた。参加者は 25 名となり満員御礼。リーダーは笠石さんと小林清美さんで永田さんも元気に参加。車中ではビジターの小沼さんが紹介され、小沼さんはすでに百名山を踏破されたという◆圏央道を走り出すと中央道が通行止めとの情報。しかしほとんど影響はなく、初狩PAでは富士山がきれいに見え、須玉 IC 付近からは白根三山、鳳凰三山、八ヶ岳と車窓をキャンバスにして次々と山並みが現れ山行の士気を高めてくれた。バスは諏訪 IC をおり、高遠に向かう杖突街道を 20 分ほど走り駐車場へ◆今日の守屋山は、なんと諏訪大社の神体山であり古来崇められてきた山だという。しかも東峰にある守屋神社は 1430 年前蘇我氏や聖徳太子と仏法を争って敗走した物部守屋一族が創建したと伝わる。何とも壮大な日本史を背負った山のようだ。◆駐車場からの山道は非常に登り易く、何かにつかまって登り降りすることもない。季節柄ツツジ類が咲いていると思われたがそれはなく、ヤマザクラやコブシの花が残り、時々オオカメノキやウワミズザクラが現れた。小型の草花には数種のスミレ類に加え、中腹まではヒトリシズカやフデリンドウが、山頂付近ではクリンユキフデをよく見かけた◆登り始めて 1 時間 40 分で守屋山東峰に到着。ここからの展望は素晴らしく、霧ヶ峰や八ヶ岳が間近に迫り、北、中央、南の各アルプスの名だたる峰々が指呼できる。まさにこの日のために用意されたパノラマ写真のような景観だ。東峰からさらに尾根を歩いて西峰に到達。ここの展望も同様で東峰からは見えにくかった御嶽山や美ヶ原も拝めた。◆西峰で昼食とし、山頂からは登り道を戻って下山。帰路は渋滞もほとんどなく途中双葉 SA に立ち寄り無事帰還した。守屋山は昭文社の地図にもコース紹介がなく初めて知る人が多かった。しかし山道は歩きやすく、何より山頂からの展望が素晴らしくその歴史的背景を含めとても印象に残る山であった。この山を推奨され今日のリーダーでもある笠石さん小林さんに乾杯。(南雲記)
途中の初狩SAから綺麗な富士山が見えました
杖突峠を少し下った立石登山道入り口でラジオ体操
少し舗装路を歩いて守屋新道の立石コースへ
フデリンドウが咲いてます
ワチガイソウ
新緑が綺麗です
ヒトリシズカも
名前の付いた巨石が多いようです
陰核岩
コース名の立石通過
雪山が見えました
仲良楢(いろいろ説明書きが多いコースです)
急坂になってきました
一休平で一休み
息切れ坂を登っていきます
もうすぐ山頂だ
山頂で記念撮影
その二 だけど標高が低い?
山頂からの様子を動画で
守屋山山頂から見た南アルプス
八ヶ岳方面
最高地点の西峰はもう少し先でした
ラビットハウスと細石
オキナ草が保護されていました
今度こその記念撮影
その二
下山路で見たエンレイソウ
アケボノスミレ
行で通らなかった浅間の滝を経由して帰ります
北市民センター6:00 → 初狩 PA7:35 → 諏訪 IC9:15 → 守屋山立石駐車場 9:40 着 9:50 発 → 立石 10:20 → 百畳岩 10:40 → 守屋山東峰 11:30 → 西峰 12:05(昼食)12:45 発 → 駐車場 14:10 着 14:30 発 → 双葉 SA15:45 着 16:15発→鶴ヶ島 IC18:00 →北市民センター18:10 @3000