どんぐり山行通信HTML版
第118号
十二ヶ岳
(じゅうにがたけ1,200.9m)
2017年4月15日(土)晴
鶴ヶ島の桜は散り始めたが、関越道をおりた渋川付近は今がちょうど満開であった。バスは小野上温泉から林道のような細道を辿って高度を上げ、登山口の駐車場に到着。この駐車場からは榛名山の山並がよく見え、昨年6月の山行で訪れた水沢山を先頭に西側へ相馬山や榛名富士などが続いている◆なかでも烏帽子ヶ岳が、まさに烏帽子の形をしていて面白い。昨年の水沢山山行時、伊香保温泉街から小野子山塊の 3 峰がよく見えたが、今日はそれを歩くのだ!と張り切る。今日のリーダーは和田さんと高山さん、23名の参加だ◆登山道はさほど変化のある道ではなかったが、時々「火の用心 結婚の森-1」のような消防署の標識が出てくる。山火事への注意喚起であろうが「結婚の森」とは何だろう。思い巡らすうちに十二ヶ岳山頂に到着。◆十二ヶ岳からの眺望は素晴らしく、360度の展望はこのコース中で唯一のものだ。かなり霞んではいるが榛名山は無論のこと、浅間、武尊、日光、赤城などの山並みが広がり、中でも谷川連峰には陽が当って雪山がひときわ白く輝いている。冬の晴れ間に来たらおそらく見飽きない山並みが楽しめるだろう◆今回の小野子山塊は十二ヶ岳(1201m)、中ノ岳(1188m)、小野子山(1208m)の3つのピークからなるが、各ピークの間は落差180m程のキレット(切戸)になっている。これがかなりの急峻でロープに助けられながらの前進だ。特に小野子山の登りは残雪で道がぬかるみ滑り易かった。それぞれの山頂で記念撮影し中ノ岳で昼食◆残雪のためか、木々の芽吹きは遅くダンコウバイの花がちらほら見えた程度であったが、雨乞山付近から低地にはセンボンヤリ、アカネスミレ、フモトスミレなどが静かに春の到来を告げていた。そうした折、終着の駐車場が見え始めたあたりで、ガサガサという音を立てながら黒い動物が去っていく姿を竹内さんが目撃。熊か?◆今日の天候は不安定で、関東でも雹降ったという。幸い我々は雨にも合わず、帰りには昨年9月オープンの「上州・村の駅」にも寄ることが出来た。帰途車中では今夏の鳥海山、赤岳への山行話で盛り上がっていた。(南雲記)
登山口近くの駐車場に到着ラジオ体操を念入りに
今回歩くコースの看板があった
しばらく林道歩き
いよいよ山道に
緊急連絡ポイント表示もありました
見透し台とやらに
崖の上から近くの山々が見えます
頂上が近づくと勾配が急になります
十二ヶ岳到着、記念撮影を
遠くの雪山が綺麗に見えます
次の山に向かいます。今度は中ノ岳
途中には残雪もありました
中ノ岳到着
お昼ご飯にします
ここで動画を
次は小野子山へ向かいます
小野子山到着ここが一番高い所
記念撮影その二
いよいよ最後の山へ
雨乞山に到着した先発隊
記念撮影の足並みそろわず
下山の道は岩ゴロゴロ
下山しましたが、この看板通り熊らしき影が・・・
途中で見かけた花達をまとめて
北市民センター→渋川IC7:20→駐車場(結婚の森)8:10着→見透台9:20→十二ヶ岳10:00→中ノ岳10:55着(昼食)11:30発→小野子山12:20→雨乞山13:20→小野子山登山口駐車場14:25着14:55発→上州・村の駅15:20着15:50発→北市民センター17:10着 @3,000