どんぐり山行通信HTML版
第115号
蛾ケ岳
(ひるがたけ1,279m)
2016年12月17日(土)晴
先月は雨で中止となり2か月ぶりの山行となった。季節は巡り早12月、冬至も近く星空のもとでの出発である。バスが圏央道を走りだすと東の空が次第に白みだし、やがて星空に向かって赤~紫のグラデーションで幻想的な空となった。日の出IC付近で、文字通り日の出を期待したのだが、トンネルや山影に入ってしまい残念。◆バスは甲府南ICで高速道路を降り、身延線や釜無川に沿って南下して四尾連湖駐車場に到着。風変わりなこの湖の名は地元の龍神伝説によるのだという。◆準備体操後いざ出発。今日の参加者は22名で、リーダーは和田さん。忘年会会場を含め入念な下調べをして下さった。はじめはやや登りが続き、やがて円い形の四尾連湖が木々の間から見えるようになる。歩きやすい尾根道に入るとかなり落葉が積もっていて踏み音が心地よい。ミズナラの葉が多いようだが時々ホオノキやイタヤカエデが混ざり、音が微妙に変化するのも面白い。ザクッという低音は霜柱を踏みつけた音だ。◆可愛らしい六地蔵のある西肩峠を過ぎ、急登をしばらく我慢すると蛾ケ岳頂上に到着。そこには真っ白な富士山が優雅な姿を広げて待ってくれていた。また目を反対側に転ずると甲府盆地が広がり、西に南アルプス、北に八ヶ岳、東に奥秩父連山が忘年山行に相応し壮大なパノラマを見せている。◆下山後は温泉と忘年会の「みたまの湯」へ。ここの湯は透明な茶褐色をしていて、露天風呂からは甲府盆地と山岳風景が広がりまさに極楽。温泉でくつろいだ後はいよいよ忘年会。牛島さんの挨拶のあと乾杯。ビールが五臓に染みわたる。地元名産の大塚ニンジンを加えたなべ料理も実においしかった。◆1年を振り返ると今年もいろいろな山を歩くことが出来ました。事故もなく楽しませて頂けたのは参加者全員の協力と役員の方々のお骨折り、そしてドライバー・ガイドさんのお陰です。また、山での非日常の世界を演出してくれる山神さまに心から感謝いたします。(南雲記)
四尾連湖駐車場を出発
林道から山道に入って
足元は霜柱がいっぱい
分かりやすい標識
枯葉に埋もれた山道
大畑山東肩到着、休憩
馬の背道を行く
右手は切れ落て枯葉に埋まった道
山頂直下のお地蔵さん
急登です
もう少し
富士山ドーンとお出迎え
記念撮影を撮りましょう
出発地点の四尾連湖が見える
雲がかかっているが南アルプスだろうか
急登は下りるとき急坂
壁が凍った所にかかる橋を渡って
駐車場から蛾ケ岳を見上げる
楽しい忘年会でした
北市民センター6:00→境川PA7:35→甲府南IC7:50→四尾連湖駐車場8:35着8:55発→大畠山東肩9:20→西肩峠10:00→蛾ケ岳山頂10:20着10:40発→四尾連湖駐車場11:40着11:50発→みたまの湯12:25着(温泉、忘年会)15:30発→(狭山PA)→北市民センター17:45 @6,000(忘年会費含)