どんぐり山行通信HTML版
第113号
宝永山
(ほうえいざん2,693m)
2016年9月17日(土)晴
今回は前回に続き富士山周辺の山行となった。リーダーは前回に引き続き久津間さん。サブリーダーは和田さんと山田さんで、バスは参加者 25名を乗せて満員御礼。台風接近が報じられていたが、幸い雨にはならず時々陽も射し一安心。◆バスは中央道から東富士五湖道路を経由して富士宮口五合目に向かう。当初の予定では御殿場経由であったが、連休の道路事情を考慮しての変更となった。このコースの途中には米軍や自衛隊の基地施設が多く、解説してくださる山田さんの話にも力がこもっていた。バスは喘ぎながらも無事五合目に到着。思わずバスをねぎらう。◆宝永山を目指して歩き出し30分ほどで雲海荘、さらに10分ほどで第一火口縁にたどり着いた。ここからは眼前に直径約1,200m深さ400mもあるという雄大な第一火口が広がり、さらに火口縁の反対側に宝永山も見える。また火口の上縁付近に見える建物は八合目付近の小屋であろうか、全体の景色が大きすぎ距離感がつかみ難い。◆第一火口の底まで降り、次いで宝永山を目指して登りに転ずると富士山特有の砂礫道が続き、足元が崩れ歩きにくい。よく見ると砂礫には赤いものと黒いものがあり、大きな岩は白っぽい。別の場所では白くペンキを塗ったような岩も見かけた。1時間ほどで宝永山到着。展望を期待したが、下界は雲で覆われ風も強いので記念写真だけにし、火口まで戻って昼食◆昼食後は第二火口縁へ。ここも砂礫と岩の風景だったが、そんな中でフジアザミが花をつけ、ハイマツのような樹形をしたカラマツを多く見かけた。ダケカンバ林も美しい。砂礫の風景ばかり見ていた目には草木の緑が妙に新鮮に映った。◆帰途のバスは須走IC近くの道の駅「すばしり」に立ち寄り、大きな渋滞もなく帰還。今日は雄大な火口を望めたが、宝永山には火口風景だけではなく、雲が無ければ眼下には素晴らしい展望も広がっていたことだろう。(南雲記)
途中から見えた富士山
富士宮口五合目からは雲海が見えた
登山開始
富士山が近い
瓦礫の中にも植物が
雲海荘6合目
第一火口縁
第一火口の向こうに宝永山
砂礫が歩きにくい
風の中急いで記念撮影
下り路
見上げると変わった色の地層が見える
フジアザミ
ホタルブクロ
第一火口で昼食
第一火口縁に戻ってきた
最後に宝永山
宝永山とお別れ
コケモモが現れた
御殿庭へ
瓦礫でなく樹林帯で休憩
ダケカンバが綺麗
富士山名物?ブルドーザー
バスが待つ駐車場に到着
若葉駅6:15→中央道谷村PA8:00→(東富士五胡道路)→須走南8:35→(富士山スカイライン)→富士宮口五合目9:45着10:05発→雲海荘10:30→第一火口10:50→宝永山山頂(2,693m)11:50→第一火口(昼食)12:20着13:00発→第二火口縁13:20→五合目(出発地)14:05着14:20バス発→道の駅すばしり15:15着15:40発→狭山SA17:05→圏央鶴ヶ島IC17:25→若葉駅17:45 @2,700