どんぐり山行通信HTML版

2016年4月16日(土)晴
坪山の登山口は上野原ICから北へ約30分、33号から18号線への細い道を進んだ所にあった。かなり山深いところと思えたが上野原から路線バス(970円)もあり、季節の花を求めて今は臨時バスも出ているという。◆今日の参加者は25名でリーダーは松井さんと斉藤さん、初参加の平さんを加えていざ出発。さっそくニリンソウやヒトリシズカがお出迎え。少し登って登山口を振り返ると、柔らかい日差しの中、産毛のような木々の芽吹きが山肌を被い、麓ではサクラやハナモモなどが咲きそろう。そよ風を受けて鯉のぼりがなんとも気持ちよさそうだ。まさにのどかな桃源郷で、参加者の楽しい会話も弾んでいる。◆ひと汗かいて間伐の進む植林帯を抜けると地元パンフにもあるイワウチワやヒカゲツツジが登場。しかし見た目以上に急登がつづく。山頂で昼食。展望は良かったが周囲の山は名前がはっきりしない。東側に三国山が確認できた程度だ。昼食後の下山路は痩せ尾根が続き、かなりの急勾配。ミツバツツジが目を癒し、ヒノキ帯を抜けると「びりゅう館」に到着。何とまだ12時40分。ここではで水車が回り地元産のそば粉をひき地粉100％のそばが楽しめる。桜に囲まれる中で1時間近く休憩し帰路出発。若葉駅にはまだ陽の高い15:22に着いた。◆14 日夜以来、熊本地震での大きな被害が伝えられている中ではあったが、バスが満席となる25名という多くの参加者があり、そよ風の中花を愛で新緑の近づきを感じさせる心和む山行であった。(南雲記)