どんぐり山行通信HTML版
第205号
北横岳
(きたよこだけ2,480m)
2025年9月24日(水)晴
長かった今夏の猛暑も今週に入ってやや落ち着き、朝晩は涼しくなってきた。今回の山行は観光登山としても人気の北横岳で、9名のゲスト(麻生島さん、中野さん、村山さん、田中さん、飯田さん、鵜飼さん、井戸川さん、織田さん、増尾さん)を加え25名の参加◆満員御礼のバスは佐久南ICから中山道、ビーナスラインを経由して北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅へ。片道切符1300円を買いArt.2237mの山頂駅へ到着。ロープウェイからは蓼科山の山容がよく見えた。山頂駅を出発して溶岩台地が広がる坪庭へと進むと、ごつごつした岩を覆う高山植物は花の時期を過ぎたものばかりだった◆坪庭から抜け出し10分ほどする低木林入り、登りが始まる。息を弾ませていると足元には白いシラタマノキ、黒いクロマメノキ、赤いゴゼンタチバナの実などが目につくようになる。ゴゼンタチバナのこの小さな草が、春先よく見かけるハナミズキやサンシュユと同じ仲間だと想像するのはなかなか難しい◆やがて北横岳ヒュッテに到着。日差しは強いが秋風がさわやかだ。しばし休憩して登り再開、30分程で三角点のある南峰の山頂に立つ(2472m)。山頂からは雄大な景色を堪能といいたいところだが、動きの速い雲に邪魔されがち。北峰2480mまで往復して集合写真を撮った後は山を下り、北横岳ヒュッテのベンチで昼食とした◆その後はすぐ近くの七ツ池まで足をのばし、山を下る。坪庭まで戻ったあたりで、たまたま井戸川さんと同郷の福島県浪江町町出身だという若者に出会った。キャンプしながら妙義山にものぼってきたという。なかなかの好青年で話もはずみ、時ならぬ王子様との出会いにわが女性陣はときめいていた◆山頂駅からはロープウェイ利用組5名、徒歩組20名に分かれて山麓駅へと下る。帰りのバスは往路と同じコースだったが、女神湖付近には白樺林が広がっていて見応えがあった。紅葉の季節を間近に控え、これから鮮やかに高原を染めていくことだろう。(南雲記)
ロープウェイ山頂駅の坪庭入口でキツツキがお出迎え
9時30分北八ヶ岳ロープウェイに到着
建物二階の乗り場へ
ベランダの手すり沿いにゼラニュウムが見頃だった
20名以上の団体割引でロープウェイに乗ります。10時の発車
少し霞んでいるが素晴らしい見晴らしだった
いよいよスタート、坪庭の高い所を見上げる
階段だ・・・
振り返るとロープウェイ山頂駅が
足元の高山植物を見ながら
休憩場所で一休み
いよいよ坪庭を離れて北横岳方面へ
急登が終わりもうすぐ北横岳ヒュッテという所で紅葉に癒される
足元にはシラタマノキ
北横岳ヒュッテ到着、頂上アタック前に休憩します
南峰手前は階段の連続
南峰到着、荷物をデポして北峰へ
北峰到着したが、ガスの流れに邪魔をされてすっきりと見渡せない
皆で記念撮影
記念撮影その二
北横岳ヒュッテまで下ります
お昼をここで摂り
七ツ池まで散策(直ぐ近くでした)
よく登ってきたなと感心するくらいの岩の急坂をナナカマドの赤い実に癒されながら下る
遥か下に縞枯山荘が見えてきた
坪庭に戻り、周回コースの残りを歩くと周りの山の縞枯れ状況がよく分かる
ゴツゴツ溶岩の周りは木道なので歩きやすい
縞枯山荘から山頂駅への道との合流点
山頂駅から山麓駅への登山道を下ります
登山道は背の高い笹と石の段差がある細い道に難儀しました。開けた場所で休憩をとる
咲き残りのハクサンフウロがポツンと
ススキと紅葉のコラボ
登山口手前にはトリカブトがまとまって咲いていました
下山完了。お疲れさまでした
歩いた軌跡を動画で(プレイボタンを押すと再生します)
北市民セ6:00 →若葉駅6:30 →(横川SA休10)→佐久南IC8:20 →北八ヶ岳ロープウエイ山麓駅9:30 →山頂駅発10:10 →北横岳への分岐10:30 →北横岳ヒュッテ11:20 →北横岳南峰11:50 →(北峰往復)→北横岳ヒュッテ12:15着(昼食、七ツ池往復)13:00→坪庭13:30 →ロープウエイ山頂駅13:50 →(徒歩下山)ロープウエイ山麓駅15:20 →バス発15:40 →横川SA17:25(休20)→鶴ヶ島IC18:45 →北市民セ19:00 @4,500(ロープウェイ団体片道代込み)