第173号
切込湖・刈込湖
(きりこみこかりこみこ)
2022年10月15日(土)晴れ時々曇り
夜明け前に降っていた小雨は出発するころには止み、バスは関越道を順調に走る。今日の参加者は21名でガイド席を使っての満員御礼。リーダーは佐野さん。途中で休憩した赤城高原SAからは谷川連峰がよく見え、谷川岳の紅葉が話題となり今日の紅葉への期待が高まった◆バスは沼田ICで高速道をおり、日本ロマンチック街道(国道120号線)を進むと、白根温泉あたりから黄色く色づいた木々が目立つようになった。やがて丸沼・菅沼周辺になると木の葉は赤い色が増え、いやが上にも気分は高まる。特に金精トンネルを抜けた辺りは最高の景色となり、そこには男体山を背景に、紅葉した山々が湯ノ湖を取り囲むように映えていた。この絶景にバスの中では思わず「きれい!」の歓声があがる◆湯元温泉に到着し、駐車場で身支度を整えていざ出発。日光温泉寺の前を通り湯元温泉の源泉まで来ると、温泉地らしい硫黄の匂いが漂う。源泉から立ちのぼる湯けむり越しに見る色づいた湿原や山も絵になる風景だ。登山道に入りしばらく登っていると金精道路に出たが、ここで川上さんは体調を考え引き返すことになり、その後は先行組と川上さんを送り届けた後行組にわかれて進む◆一汗かいて小峠に到着。この峠までは黄色に染まった広葉樹の中であったが、そこからはコメツガやアスナロなどの針葉樹林帯に入り、やや暗い道となる。刈込湖や切込湖の周辺でも明るく紅葉が見られるのは湖面近くに限られ、山道はやや暗い道のままだ。しかし涸沼が近づくとようやく暗い樹林帯から抜け出すことができ、そこには解放感一杯の平原が広がっていた。涸沼の休憩地で後発組は先発組にようやく追いつくことができ、揃って昼食とする◆休憩地からの展望はよく、涸沼の東側に色づいた山肌を見せる山王帽子山も味わい深い。昼食後は奥鬼怒林道の出合いまで今日一番の登りが続いたが、その後は黄色に色づいたミズナラ林の中を緩やかに下り、山王峠、太郎山入口を経て光徳牧場に到着。ここで女性陣はソフトクリーム、男性陣は泡の出る飲み物などを調達してバスに乗り込み、帰路についた。今回は天候に恵まれ紅葉を大いに楽しめた一日であった。(南雲記)
予定時間丁度9時に湯元温泉駐車場に到着
9時20分出発、温泉寺前通過
温泉街の各所に紅葉が目立つ
湯元温泉の源泉脇を通過
源泉を少し高所から俯瞰する
ハイキングコースに入るとオオカメノキの色付きがいい感じに
カエデの赤も目立つ
金精峠登山口、注意して道路を横断
見上げると綺麗なグラデーション
ヒロハカツラの群生地
この木なんの木の疑問が出るとすぐ説明板がある
小峠着、10時過ぎ
日差しに輝いている
岩の上で盆栽みたいに
黄色がきれい
苔の回廊のような平坦な道も
先発隊10時40分刈込湖着
ここに降りるには木製階段がいくつも続く
記念撮影
記念撮影その2
記念撮影その3
刈込湖の様子を動画で
切込湖に向かう。対岸の赤が湖面に映っている。
刈込湖の終わり付近
ここが切込湖と刈込湖の境
切込湖の湖面は静かだった
涸沼(かれぬま)のカラマツ
昼食
昼食2
昼食3
涸沼出発前に記念撮影1
涸沼出発前に記念撮影2
山王峠に向かいきつい上り坂が始まる
登り途中で木々の間から
山王峠付近は紅葉が真っ盛り
この色合もいい
光徳牧場でソフトクリーム
バスが待つ駐車場に無事到着
北市民セ6:00→赤城高原SA7:20→沼田IC7:35→蒲田8:15→湯元温泉9:00着9:20発→金精峠登山口10:20→小峠10:50→刈込湖11:30→切込湖12:00→涸沼(かれぬま)12:30(昼食)12:50発→山王峠13:35→光徳牧場着14:30着14:45発→尾瀬市場農産物直売場13:50着14:10発→沼田IC→上里SA→鶴ヶ島IC18:15→北市民セ18:40@3000