どんぐり山行通信HTML版

2019年12月21日(土)、曇り
今年の登り納めは、台風被害による道路状況の悪化のため、城峯山から昨年と同じ破風山へと変更になった。そうした状況を伴ないながら、バスは昨年同様関越道の花園ICから国道140号線を経て華厳の滝駐車場へ。準備体操を済ませ駐車場近くの登山口から出発するが、ここから札立峠までは昨年とは別ルートをとる。今日の参加は22名でリーダーは笠石さんと伊藤さん。
◆歩きだすとすぐに高い石垣の上に小さな小屋を乗せた見張り台のようなものが現れた。案内板によると石灰石から消石灰を作っていた窯跡だという。そこを過ぎるとスギ林に入り、薄暗い中できつい登りが続く。しばらく我慢しているとやがて尾根道に出て、天狗山登頂コースと迂回コースに別れていた。
◆ここで2手に分かれて進むことにしたが、迂回コースでは散弾銃をもった2組のハンターに出会う。猪や鹿を狙っているという。天狗山を過ぎたところで合流し、時々現れる鎖場やナイフエッジなどを越えると大前山の山頂に到着した。山頂近くには首のとれた石像が祀られていてなんとなく居心地が悪い。一休みして札立峠に向かう。
◆札立峠は昨年登ってきた潜水寺からのコースとの合流点であり、メンバーのうち5名はこのルートを使って下山することになった。縦走組は破風山の山頂経由で山を下り、最終目的地の満願の湯で合流することに
◆満願の湯は体が温まりなかなかいい温泉だ。温泉でゆっくり体をほぐした後はいざ宴会場へ。山田さんの司会で総会も円満に済ませ、いよいよ忘年会。会の運営に大きく貢献されている伊藤さんの乾杯音頭で宴は始まり、任期満了となった川上代表の挨拶があった。川上さんは3年に亘って会の運営に尽力され、その誠実な会運営に参加者から大きな拍手が送られた。
◆その後新代表となられた久津間さんの挨拶があり、会は大いに盛り上がった。最後は久津間さんによる一本締め。今年もこうして忘年会で楽しく美酒をいただけるのは、まさに川上代表をはじめとした役員の皆さんやリーダー、それにドライバーやガイドさんのおかげによるものだ。久津間新代表が強調されたように、来年もまた安全で楽しい山行ができますよう山神様に祈りたい。（南雲記）