第132号
木曾駒ケ岳
(きそこまがたけ 2,956m)
2018年7月21日(土)~22日(日)晴
連日35度以上の記録的猛暑日がつづく中、バスはいつもより30分早く出発。そのかいあってか駒ケ岳ロープウエイの千畳敷駅(2612m)には予定通り到着した。 強い日差しながら時々ガスが光を遮り、暑さに閉口していた身には涼風が心地よい。今回は18名の参加でリーダーの福手さんを中心に3班に分かれて出発
◆千畳敷は宝剣岳の白い岩とハイマツの緑が織りなすパレットを背に、高山植物が咲き乱れることで有名だ。歩き始めると早速色とりどりの花が迎えてくれた。 この時期は特に黄金色に輝くミヤマキンポウゲやシナノキンバイなどの花が多く、その中にハクサンイチゲやコバイケイソウの白い花がよく目立つ。
◆多くの登山者とすれ違いながら標高を増すとやがて乗越浄土に到着。宝剣山荘周辺で昼食とした。その後は中岳を経て今晩宿泊の駒ケ岳頂上山荘へ。 小屋に荷物を置いて駒ケ岳山頂まで自由散策。この周辺にはコマクサや特産のヒメウスユキソウが多い。
◆2日目は、ご来光を拝み朝食を済ませ行動開始。さっそく駒ヶ岳山頂に立つと360度の展望が待っていた。アルプスの山々、御岳山、八ヶ岳・・・。ここに立つ者だけが味わえる山のだいご味だ。
◆山頂からは将棊頭山方面への尾根道を辿り、八合目の分岐で濃ヶ池に向かう。この池は小さなグラウンド程の広さながら水を蓄え、湖面に宝剣岳を映すその姿はポスターなどでよくみかける風景だ。 高山植物も豊かだったが、その後の駒飼ノ池まではかなりハードな道のりが待っていた。それでも湧き水にのどを潤し駒飼ノ池に到着し、さらに喘ぎながらも宝剣山荘前へと登り切った。
◆ここまでくると、あとは下山するだけ。そこで相談の上、宝剣岳登頂組と回避組(4名)に分かれて行動し、千畳敷駅で合流することにした。山を下り、メンバー全員が駅で再会したのちは、道草もせず一路鶴ヶ島を目指す。 大月~八王子間では渋滞となったが、それも山旅の一コマか。今回川上代表は当初予定の会津駒を変更して今回の山行を企画準備して下さった。またリーダーの福手さんはメンバーの体調に合わせたコース設定に、竹内さんは会計や切符の手配などに奔走して下さった。おかげで全員楽しい山行を満喫し無事帰還した。(南雲記)
菅の平バスセンター
千畳敷到着
千畳敷カールが広がる
神社にお参りして出発
早速高山植物が次々と出てきて歩が進まず
遊歩道が終わるとここを登る
さあ行くぞ
でも更に色々な花が
残雪もあった
急坂を行く
振り返って”元気”
お花畑が続く
チシマギキョウも
乗越浄土に到着
宝剣岳の荒々しい岩峰が見える
人の顔見たい
中岳を目指す
チングルマが穂になっていた
ヨツバシオガマ
中岳を下ると宿が見えてきた
夕食
二日目の日の出
朝食
出発前に
コマクサが色鮮やか
木曾駒ケ岳頂上へ
振り返ると
宿と中岳
雲海も
木曾駒ケ岳頂上着
御嶽山も綺麗に見える
記念撮影
神社の屋根越しに富士山
野郎どもも気取って
チングルマの花と穂が混在
将棊頭山方面へ
稜線上からの眺めも最高
気持ちのいい稜線歩き
ウサギギク
濃ヶ池が遥か下に見える
濃ヶ池に映る逆さ宝剣岳
昼食後記念撮影
濃ヶ池を出発
遥か彼方の乗越浄土を目指す
途中残雪から流れ出る滝のような流れが
駒飼ノ池で休憩後急坂を登る
やっと乗越浄土に戻ってきた
宝剣岳登頂組
カールを下りロープウェイ駅に向かう
7月21日:北市セ5:30→ 八王子JCT6:00→ 双葉SA7:35着8:00発→ 駒ヶ根IC9:20→ 菅の平バスセンター9:45→(バス) シラビ平10:10→ 千畳敷駅10:35着10:40発→ 乗越浄土12:00(昼食)12:40→ 中岳13:00 → 頂上山荘13:30着→ 木曽駒ケ岳山頂付近周遊、夕食17:00、消灯20:30。 7月22日:ご来光4:34、朝食5:00、出発6:00→ 駒ケ岳山頂6:40→ 八合目(濃ヶ池分岐)8:30→ 濃ヶ池8:50着(昼食)9:20発→ 駒飼ノ池10:30→ 宝剣山荘11:20着11:50発→ 千畳敷駅12:45着14:25発→ しらび平15:00→ 菅の平バスセンター15:45着16:05発→ 駒ヶ根IC16:10→ 諏訪SA16:45着17:15発→ 初狩PA18:30→ 八王子JCT20:20→ 鶴ヶ島IC20:45→ 北市セ21:05 @20,000