第121号
赤岳
(あかだけ 2,899m)
2017年7月15日(土)~7月16日(日)晴
今年から七月の定例山行が一泊となり、今回は八ヶ岳の主峰赤岳を目指すことになった。参加はビジターの小沼さんを含め22名、リーダーは松井さん、サブは佐野さんで事前にいろいろ準備をして下さった。◆初日は美濃戸口から赤岳鉱泉を経由して行者小屋に向かう予定であったが、渋滞で到着が遅れたため、小屋へ直行することに変更。今回は山道で長蛇の列にならないよう、3班に分けて行動することにした。 ◆二日目準備体操後、地蔵尾根の道に取り付き登山開始。はじめコメツガなどの針葉樹林帯を進むが、やがて展望が開けるとすでに横岳直下の大同心と同じ高さに達し、眼下には赤岳鉱泉も見えてきた。そこからは切り立った急斜面がつづき、はしごや鎖の連続だが展望があって気分がよい。岩肌にはハクサンシャクナゲや、ツガザクラ、イワヒゲなどが盛んに咲いている。 ◆「地蔵の頭」に到達すると、赤岳山頂までは稜線歩きだ。赤岳展望荘、次いで赤岳頂上山荘を経て山頂へ到達。山頂はやや曇りながら、まさに360度の展望で、北は蓼科山へと続く八ヶ岳の山並み、西は阿弥陀岳、南は権現岳などの豪快な山容が迫ってくる。そんな大きな風景の中にも足元にはコマクサやオヤマノエンドウなどが咲き、久しぶりにイワウメ、チョウノスケソウ、ウルップソウ、クモマナズナなどにも遭遇した。 ◆山頂で班ごとに記念撮影を済ませ、こんどは下山開始。ガレ場が続く文三郎道の急斜面を行者小屋まで一気に下り、小屋前で昼食をとる。行者小屋は水が豊富でありがたい。復路は昨日登った道を戻るが、これがなかなかの長丁場。最後は喘ぎながら車道を進んだが、濃戸口では今日の登頂を控えていた福手さんが出迎えて下さった。思わずハイタッチ! ◆帰りのバスは途中「原町八ヶ岳温泉 もみの湯」に寄り、温泉で汗を流した後は一路鶴ヶ島を目指す。境川SA付近から大渋滞となったが、それはさておき、全国的には猛暑と豪雨の両極端な天候が続き今回も不安定な天候が心配された。しかし雨に遇うことなく赤岳の素晴らしい山岳美を楽しむことができ、幸運に尽きる。準備して下さった役員、リーダーに加え、ドライバー、ガイドさんに感謝。@16500
地蔵の頭から赤岳と手前に展望荘を望む
美濃戸口で出発前のラジオ体操
長い林道歩きの開始
途中のウツボグサ
シモツケ
赤岳山荘到着し昼食にした
キバナヤマオダマキ
イブキジャコウソウ
南沢へ
八ヶ岳名物のコケが綺麗
河原の開けた所にやっと出た
明日登る稜線が見える
行者小屋に到着
テント泊の人も多かった
夕食
朝食
二日目の朝、大同心と小同心が見える。天気がよさそう
赤岳展望荘も小さく見える
全員そろって記念撮影をして
地蔵尾根に向かって出発
コメツガの林を行く
樹林帯を抜けるとハクサンシャクナゲがお出迎え
階段やハシゴを行く
見下ろすと行者小屋が確認できる
ここから高山植物がいっぱいだった。
ミヤマシオガマ
コケモモ
ミヤマダイコンソウ
薄っすらとだが富士山も見えた
コマクサ
展望荘前は御花畑だった
タカネツメクサ
いよいよ赤岳頂上へ
頂上は大賑わい
雲海が広がっていた
グループで記念撮影
イワベンケイ
チョウノスケソウ
文三郎尾根を降りる
行者小屋に戻ってきた
行者小屋のお弁当を食べる
再び南沢を下る。長かった。
美濃戸山荘着、美濃戸口まではここからまだまだ
北市民セ6:00→八ヶ岳SA9:55→諏訪南IC10:10→美濃戸口10:45着10:50発→赤岳山荘11:50着(昼食)12:15発→行者小屋15:45(二日目)朝食5:30出発6:10→(地蔵尾根)→地蔵の頭7:35→赤岳展望荘7:45→赤岳山頂8:40着9:10発→(文三郎尾根)→行者小屋10:40着(昼食)11:25発→美濃戸山荘13:40→美濃戸口着15:00着→もみの湯15:25着(入浴)16:30発→境川SA→狭山SA→北市民セ21:40 (南雲記)